2007年11月14日

婦人の作るパンフラワー

CA360315.jpg 初めてパンフラワーというものに触れた。

昨晩、ご高齢で農園まではなかなかお出でになれない
お客さまにと、久しぶりに自宅まで配達に行った。

小さな蘭がお好みなので、旬のランを10鉢ほど選んでお持ちした。
こうして育てた花を直接お届けし、喜んで頂ける瞬間は生産者冥利に尽きるバイ!
いつもそう思う。

玄関先で立ち話も弾んでいる中、ちょっと気になるものがあったので聞いてみた。
パンフラワー・・・、私はこれまで知らなかった。

小麦粉を練り固めて、花びら、葉を一枚一枚作り、花の形になったものに
一つ一つ筆で色を加えたものだという。

所狭しと並べられた作品を見せてもらうと蘭に限らず、カラー、ストック、猫じゃらし、
バラ、桜、クレマチス などなど 部屋中がお手製のパンフラワーで彩られていた。

パンフラワーは実際の植物に限りなく近いようにと作られていて
ばらの花びら一枚一枚、手でこねて張り合わせ色がのせられている。

きっとモデルとなる花をよーく見ながら、気の遠くなるような時間の中で一つ一つ
思いを形にして行かれるのだろう。
それを 造花 といえば一言だが、あれほど心の入った花も世の中にそうないだろうと思う。

ついつい熱心にご婦人の話に聞き入っていると、思わぬプレゼントまで頂いてしまった。

私は成長している何十万鉢もの植物と毎日接するわけだが、あのご婦人のように
一つ一つの植物の表情をしっかり見れるような、生産者になりたいと思った。

posted by miya at 19:16| 熊本 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | flower | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする